オンライン坐禅会 身・息・心調え6分間

2021年10月20日 07時21分

オンラインで指導する宇野全智さん

 自粛生活が続いて座禅を始めたい人が増えてきているという。心を落ち着かせようと試してみた。
 曹洞宗は月2回、昼夜に「オンライン坐禅(ざぜん)会」を配信している。昼休み、職場のいすに座って30分間の動画を視聴した。
 講師は曹洞宗総合研究センターの宇野全智(ぜんち)さん。「お釈迦(しゃか)さまと坐禅」と題した法話から始まる。琴を弾くのが上手な弟子とのやりとりをたとえに、「弦が緩いといい音にならない。張りすぎると切れてしまう。きれいな音色が奏でられる、ちょうどいい心と体の状態をつくっていくことが大事」。そのやり方を体に染み込ませる機会が座禅というわけだ。
 宇野さんの説明に沿って、座禅の準備をする。まずは姿勢を調える(調身)。腕と指先に力を入れ、ふっと緩め、全身の力を抜く。肩と首をゆっくり回し、目をつむってふわっと開ける。
 足を組めるかどうかは意識せず、膝を床に付けて安定させる。座布団やクッションがあるとよい。筋肉を使わず、ゆったり座るイメージ。手のひらを上向きに、右手を下にして左手を軽く重ねておへその下に置く。大きく息を口から吐き、吸う。体を左右に振る。初めは大きく、だんだん小さく。振り子が止まるようにゆっくりと中心で止める。
 次に調えるのは呼吸(調息)。鼻からゆっくり息を吐ききる。吸うのはすっと自然に入ってくるだけ。呼吸は意識と無意識をつなぐ。体が調い、呼吸が調うと自(おの)ずと心が調う(調心)。
 鐘が3度鳴ったら開始の合図。いろんなことが頭に浮かんでくる。周囲の音が聞こえてくる。それでいい。集中するのではなく、感じたことを追い掛けず、そのままま流していく。緩すぎず、張り詰めすぎず約6分間、のんびりとした時間を楽しんだ。頭がすっきりして午後の仕事に臨めた。次は畳の上で試してみたい。 (小幡勇弘)

コロナ禍前に開かれた「禅教室」での一般参加者

 曹洞宗ホームページ「曹洞禅ネット」で配信。過去の動画も視聴できる。(問)曹洞宗宗務庁教化部企画研修課=(電)03・3454・5415。次回は27日19〜20時。

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