衆院選 静岡6区候補者の横顔(届け出順)

2021年10月21日 07時40分
 19日に公示された衆院選(31日投開票)で、県東部の小選挙区から名乗りを上げた主な立候補者の横顔を3回に分けて紹介する。初回は静岡6区。

◆勝俣孝明(かつまた・たかあき)さん(45) 自<前><3> 公
「地域経済の底上げ」

 前回選は六百三十一票差で敗れ三回目の比例復活。「この悔しさは一秒たりとも忘れていない。何としてでも勝ち、6区の民意を国に示す」と力を込める。
 「古里の再生」を目指し地方銀行に入った。再生には企業だけでなく、地域経済全体の底上げが必要と政治を志した。コロナ禍で観光業が打撃を受ける今、初心を強く意識している。
 6区は豊かな自然に恵まれている。三期目で環境政務官を務めた経験から「6区を世界一、環境に優しい観光地にしたい。テレワーク環境も整備し、ポストコロナで選ばれる場所にしたい」と未来を見据える。
 緊急事態宣言下での自民議員の会食発覚などで党への逆風を感じる。「こんな自民を変えたい。そのためにも選挙区で勝ち、民意を得た議員に」。趣味は読書。巣ごもり中、元銀行員の小説家池井戸潤さんの作品はほぼ読破した。

◆山下洸棋(やました・こうき)さん(30) 維新
「弱者目線での改革」

 学生時代、東日本大震災の被災地の惨状を目の当たりにした。当時の政治家は復興のため議員定数削減や議員歳費カットを約束。だが削減は進まずカットはすぐに終わった。「国民目線ではない」。自ら身を切る改革を進めると決意した。
 常に挑戦を続ける。新卒で入った新聞社を辞め国会議員秘書に。その後、青果販売、建設会社も立ち上げた。「人生一度きり。何でも挑戦し、多くの失敗をしてきた」と振り返る。
 政治への怒りは改革の遅れだけではない。多くの規制で企業の成長を阻害しながら、天下りや大企業の既得権益が守られていることに「弱者の立場に立った政治が必要だ」と力を込める。規制緩和で経済を活性化しながら、誰もが生まれてから亡くなるまでに一定の金額を受け取れる制度導入などを訴える。帰宅後に子どもと遊びながらビールを飲むのが、至福の瞬間だ。

◆渡辺周(わたなべ・しゅう)さん(59) 立前<8>
「都会にない学校を」

 「誠実に働く人が報われない」。日本中が熱狂したバブル景気を新聞記者として取材。社会の矛盾を感じ政治の世界に飛び込んだ。
 コロナ禍で政治の力が試されている。だが政治への信頼は失われていると感じる。森友学園や桜を見る会など数々の問題に与党は誠実に答えなかった。「与野党の健全な緊張関係がないからだ。一度、政権を担った自分たちの責任でもある。こんなおごった政治は終わらせる」と誓う。
 コロナ対策と同時に県東部の振興も見据える。「移住したい県一位になった。医療提供体制やリモートワーク環境の整備、海のことなら全て学べる、都会にはない県立学校の創立などを進めたい」と力を込める。
 党幹事長代行や党県連代表など多くの役職に就く。ノンフィクションの歴史小説で知識を深めつつ、大好きな昭和歌謡を聴き、激務の疲れを癒やす。

関連キーワード


おすすめ情報

静岡の新着

記事一覧