選択的夫婦別姓への賛成・反対、見極めて投票を 「ヤシノミ作戦」展開するサイボウズ青野社長らが会見

2021年10月21日 19時21分
記者会見をする(右から)「サイボウズ」の青野慶久社長、小島慶子さん、能條桃子さん=21日、東京・霞が関の厚労省で

記者会見をする(右から)「サイボウズ」の青野慶久社長、小島慶子さん、能條桃子さん=21日、東京・霞が関の厚労省で

 選択的夫婦別姓制度の導入を求めている大手IT企業「サイボウズ」の青野慶久社長らが21日、東京・霞が関の厚生労働省で会見し、衆院選に向けて「選択的夫婦別姓制度について、地元の候補者がどんな考えを持っているか知った上で投票に行ってほしい」と呼び掛けた。
 青野さんは9月1日から衆院選を見据え、インターネット上で「ヤシノミ作戦」と名付けた運動を展開している。選択的夫婦別姓制度に反対する候補者の当選を阻もうという運動の趣旨を、ヤシの木の実を落とすイメージになぞらえた。
 制度に反対する候補者の氏名と選挙区の一覧表をウェブサイトに掲示。衆院選と同時実施の最高裁裁判官国民審査に向け、夫婦別姓を認めないことを「合憲」とした最高裁裁判官の名前も記している。
 会見で青野さんは「夫婦別姓に反対する人を説得するのは難しい。だが身近に事実婚をしている人がいるなどと知り、人ごとではないとなれば、考え方が変わるのでは」などと話した。
 会見には賛同者として、エッセイストの小島慶子さんと慶応大大学院生の能條のうじょう桃子さんらが同席。小島さんは「いまの社会の制度が理不尽なのか、公平なのかを考えて投票に行ってほしい」と呼び掛けた。能條さんは「夫婦別姓について考えてくれる政治になってほしい」と訴えた。(望月衣塑子)

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