贈収賄の疑いで警察官ら3人を逮捕 遺体の搬送を優先的に紹介か 神奈川県警

2021年10月21日 20時44分
 神奈川県警が取り扱った遺体の搬送を巡り、遺族に特定の葬祭会社を紹介する見返りに約200万円相当の現金などを受け取ったとして、県警は21日、受託収賄の疑いで、県警大和署警務課の警部補、加藤聖容疑者(48)=相模原市緑区城山=を逮捕した。贈賄の疑いで、県警宮前署警務課の警部補、河合博貴容疑者(65)=大和市南林間=と、妻で葬祭会社の実質的経営者の恵子容疑者(60)=同=を逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。
 県警では遺体の搬送車両が少なく、遺体を発見現場から警察署などに運ぶ場合、葬祭会社に搬送を依頼することが多い。その際、県警は複数の葬祭会社を遺族に紹介し、遺族が葬祭会社を決めるという。
 加藤容疑者の逮捕容疑は、2019年3月10日~20年1月30日ごろの間、13回にわたり、遺体搬送の際に恵子容疑者の葬祭会社「林間葬祭」(大和市)を優先的に遺族に紹介するよう、河合容疑者と恵子容疑者から頼まれ、承諾した謝礼として、現金127万円と商品券計137枚(計68万5000円相当)を受け取ったとされる。
 県警によると、加藤容疑者は事件当時、大和署刑事一課で遺体の検視、調査などを担当していた。河合容疑者は定年退職後に再任用され宮前署に所属。2人は以前、同じ職場で働いていた。
 県警の鎌田耕造監察官室長は「県民に深くおわびする。今後の捜査を踏まえて適正に対処する」と話した。(酒井翔平)

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