日本橋芸妓の「粋」次世代に 江戸伝統文化継承団体に認定 奥浅草住民ら「燈虹塾」

2021年10月22日 07時22分

江戸伝統文化継承団体に認定される「東京葭町組合芸妓部」=燈虹塾提供

 奥浅草(台東区)に江戸時代にあった幕府公認の遊郭・吉原の文化を伝えようと活動する「燈虹(とうこう)塾」(代表・日比谷孟俊(たけとし)慶応大大学院元教授)は、日本橋(中央区)の花柳界を担う「東京葭町(よしちょう)組合芸妓(げいぎ)部」を江戸伝統文化継承団体に認定する。認定式は来月三日、吉原に近い西徳寺(台東区竜泉一)であり、記念の邦楽コンサートも開催される。
 燈虹塾は奥浅草の住民らにより二〇一八年に発足。江戸の伝統文化を守っている個人や団体の認定もしており、今回の認定は江戸吉原二調鼓(にちょうつづみ)師範の吉田睦子さんに続き二組目となる。
 吉原は江戸初期には東京葭町組合のある日本橋にあり、明暦三(一六五七)年に奥浅草に移った。燈虹塾によると、芸妓部の芸者衆らは花街の伝統を守りつつ、独自に洗練させた「江戸の粋」を次世代につなげている。
 邦楽コンサートは午後一時開演。芸妓部が日本舞踊を披露し、吉田さん、邦楽の望月太左衛社中、狐(きつね)舞の吉福社中も出演する。三千円。要予約で、申し込みは事務局=電03(3875)3351=へ。(井上幸一)

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