「車盗難ご注意」電子看板で 千葉損保会とタッグ 県警が啓発

2021年10月22日 08時15分

制作したデジタルコンテンツを紹介する畑中忠生活安全部長(左)と鈴木宏日本損害保険協会千葉損保会会長=県警で

 県内で自動車盗難の被害が多発している。今年一〜八月時点の認知件数(暫定値)は前年同期比二十五件増の四百九十三件で全国ワースト。県警は、新型コロナウイルス感染拡大の中で非接触で注意喚起しようと、初の試みとしてデジタルサイネージ(電子看板)を使った啓発活動をしている。(鈴木みのり)
 県警生活安全総務課によると、近年の認知件数は全国ワースト上位で推移。背景には、交通網の発達や港が多いことなどが挙げられるという。盗難自動車の解体・不正輸出の作業場にも利用されやすいヤードは約五百カ所あり、全国最多。
 盗難場所で多いのは住宅の駐車場で、県北西部では高級車、東部から南部にかけてはトラックなどの貨物車の被害が目立つ。八割が施錠してあった。盗難方法として多いのは、玄関先などに置かれている電子キーから発する電波を特殊な機械で増幅させ、ドアを解錠する「リレーアタック」。最新の手口として車の配線に専用端末を直接接続してドアを解錠する「CANインベーダー」がある。
 被害の多発を受け、県警はデジタルサイネージで放映できる啓発用コンテンツを日本損害保険協会千葉損保会と制作した。
 コンテンツは七十五秒、四十五秒、三十秒のスライド形式の動画の三種類。専用の鍵以外ではエンジンが始動できなくなる「イモビライザー」やハンドルロック、タイヤロックの使用などを促す。JR千葉駅や県内の自動車販売店、千葉や流山の運転免許センターなどで順次放映している。

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