春日部市長選 候補者の横顔

2021年10月22日 08時28分
 二十四日に投開票される春日部市長選の立候補者四人の横顔を紹介する。(大沢令)=届け出順

◆岩谷一弘(いわや・かずひろ)さん(55) 無新
 人口減少対策に注力

 初挑戦した前回市長選は五票差で惜敗した。市議復帰後は原点に立ち返って市内をくまなく歩き、地区ごとの課題に耳を傾けた。「市民の声が届いていない」。そう実感し、七月に退路を断って市議を辞職。再挑戦の決意を固めた。
 現市政について行政の硬直化や、スピード感に課題があると指摘。「トップに立つ人間は未来を示すビジョンが必要だ」と訴える。
 人口減少対策として子育て世代の転入、定住を促すため子どもたちの教育環境を整え、学力向上に力を入れる。新型コロナウイルス対策では「市長給与の50%カット」や中小企業への支援強化などを訴える。
 好きな言葉は「和をもって尊しとなす」。趣味はスポーツ観戦など。 

◆古沢耕作(ふるさわ・こうさく)さん(52) 無新
 中核市移行を目指す

 「もともと大変な人たちがコロナ禍でさらに立ちゆかなくなる」。子ども食堂や障害者支援の団体などでつくる「市民の小さな声を聴くリーダーを誕生させる会」の要請を受け、立候補を決意した。
 二〇一四年に市議初当選。議会活動などで「市政が市民目線とかけ離れている」と感じた。市民に明確なビジョンを示し、実行に移すリーダーの使命を担う思いが募った。「大きな組織も資金力もないが、しがらみもない」と強調する。
 「命を大切にする市政」を掲げる。中核市移行を目指し、コロナ対策などで市独自にきめ細かい支援を行う保健所の設置を訴える。
 好きな言葉は「誠意」。野球などスポーツ全般が好きだという。

◆角田妙子(つのだ・たえこ)さん(69) 無新共
 生涯過ごせるまちに

 「子育て世代が市外に転出している。市民、女性目線で子育ても老後も安心なまちをつくりたい」。女性団体などでつくる「住みよい春日部をつくるみんなの会」の要請を受け、市政のかじ取り役を目指す。
 市内在住で、越谷市などで小学校教諭を三十八年間務めた。退職後は子ども食堂の運営スタッフを務めるなど、子どもたちの支援に取り組んできた。
 福祉や医療に力を入れ、コロナ対策ではPCR検査を無料で受けられる体制を整えると主張。小中学校のトイレの洋式化のほか、障害者の入所施設やスポーツ施設の整備などを訴えている。
 好きな言葉は「勇気」。趣味は家庭菜園。演劇鑑賞も好きだという。

◆石川良三(いしかわ・りょうぞう)さん(70) 無現<4>自公
 4期16年の実績訴え

 二〇〇五年の市長選に初当選から四期十六年を務め、今年六月に不退転の決意で五選に挑むと表明した。
 春日部駅付近の高架化など市内では大型事業がめじろ押しだ。「誰がやっても同じ事業はなく、いかに情熱を傾けるかだ」。まちづくりの実績を積み上げてきた自負がのぞく。
 東武野田線の新駅設置や子どもたちの学力アップなどを公約に掲げる。接戦で薄氷を踏む思いをした前回の反省を踏まえ、市民との直接対話をさらに心掛けたという。一部の多選批判には「問題は多選ではなく、地域にどう貢献できるかだ」と反論、市政トップとして培った経験を強調する。
 座右の銘は「克己」。農作業が趣味でトマトを作るという。

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