牧阿佐美さん死去 舞踊家、バレエ指導者

2021年10月22日 14時01分
 舞踊家、指導者として日本のバレエ界をけん引してきた牧阿佐美(まきあさみ)(本名福田阿佐美(ふくだあさみ))さんが20日、大腸がんのため死去した。87歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日、お別れの会を開く。喪主は夫で「牧阿佐美バレエ団」芸術監督の三谷恭三(みたにきょうぞう)(本名福田恭三(ふくだきょうぞう))さん。
 母で、日本バレエ界の草分け的存在の橘秋子さんの下、幼少期からバレエを学び、海外のバレエ学校でも指導を受けた。1956年、橘さんと「牧阿佐美バレエ団」を創設し、後進の指導に当たり、草刈民代さんや金森穣さん、上野水香さんら日本を代表するダンサーを育成した。
 96年紫綬褒章。2008年に文化功労者に選ばれ、新国立劇場(東京)の舞踊芸術監督、バレエ研修所所長も務めた。代表作は「椿姫」、古典を改訂した「ラ・バヤデール」など。
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 1987年に東京新聞制定の第35回舞踊芸術賞を受賞。2006年から同賞選考委員も務めた。本社主催の全国舞踊コンクールでは、第34回(1977年)~73回(2016年)までバレエ部門の審査員を務めた。

◆身内のような存在

 元バレリーナで牧阿佐美バレエ団で活躍した草刈民代さんの話 バレエ学校の生徒だった中学時代から約30年指導を受けた先生は身内のような存在です。先生のバレエへの意欲が私を育ててくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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