衆院選 れいわ・山本太郎代表が因縁の東京8区で街宣「混乱招いたが結束につながった」
2021年10月22日 19時07分
れいわ新選組の山本太郎代表が22日、東京8区の杉並区のJR阿佐ケ谷駅前で街頭演説に立った。街宣には立憲民主党の新人吉田晴美さんも駆けつけた。
同区は自民党の石原伸晃元幹事長の地盤。
今回の衆院選では山本代表が今月8日、出馬を表明したが、立憲民主党新人の吉田晴美さんの支持者が反発、山本代表は11日、出馬撤回。結局、新人候補を擁立していたれいわ、共産党は候補者を取り下げ、吉田さんが野党統一候補として一本化された。
山本代表が出馬を撤回した後、吉田さんは「山本さん、一緒に街宣しましょう」と呼び掛けていた。
街宣で山本代表は「今回の選挙は、野党共闘で消費税を5%にするか、もしくは自民が勝って15%に上げられてしまうかの戦いです」と語り、「野党統一候補として選ばれた人が5%の代弁者。私はこの人になってほしい」と吉田さんを紹介すると、聴衆から大きな拍手が起こった。
吉田さんは「山本代表の言葉を聞いて、野党統一候補として戦わせていただく責任の重み、そして感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。
街宣後、山本代表は「私が立ちますということで混乱を招いたことはあるが、その混乱が8区での結束につながっていった。災い転じて…ですね」と話した。
同区からは自民の石原さんと日本維新の会新人の笠谷圭司さんも出馬。
石原さんは区内での街頭演説会で「絆でこれからの日本をよくしていこう。他の政党にはありません。文句を言うだけ。杉並区民の手をしっかり握って前に進んでいこう」と訴えた。
また、笠谷さんはJR高円寺駅前で「赤字国債と増税の分配政治をやめ、有事に強い凜とした日本をつくりたい。そのためには与党も野党も関係ない。国難を乗り越えられる国会にしないとだめだ」と語った。
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