<新型コロナ>トヨタ、呼吸器生産支援 米で遊休工場など活用

2020年3月28日 16時00分
 【ワシントン=白石亘】トヨタ自動車は二十七日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国で人工呼吸器の生産支援を始めると発表した。顔全体を保護する医療用フェースシールドも生産する。米国では医療機器の不足が深刻な問題となっており、トヨタは自社の遊休工場やノウハウを使って協力する。
 人工呼吸器については近くメーカー二社と提携を結び、生産能力を引き上げる支援をする。フェースシールドは来週初めから複数の工場で3Dプリンターで量産し、テキサス州やインディアナ州などの病院に提供する。マスクを生産する準備も整えており、現在はフィルターを提供してくれる協力先を探している。
 このほかトヨタ生産方式のノウハウを提供して、ドライブスルー方式のウイルス検査の態勢を整える病院や地域の支援にも取り組んでいる。北米トヨタの小川哲男最高執行責任者(COO)は「危機と闘うため必要な医療機器や物資を迅速に届けられるよう専門知識やノウハウを提供したい」と話す。トヨタは二十三日から北米の全工場を休止しており、休止期間を四月十七日まで延長すると決めたばかり。

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