プーチン大統領にメディア弾圧を抗議 ノーベル平和賞受賞決定のムラトフ編集長

2021年10月23日 20時06分

21日、ロシア南部ソチで開かれた会合に出席するムラトフ氏=(タス・共同)

 今年のノーベル平和賞の受賞が決まったロシアの独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラトフ編集長は21日、南部ソチで行われた有識者との会合で、プーチン大統領に対し、独立系メディアが弾圧されているとして直接抗議した。
 ロシアでは、政権に批判的な独立系メディアや記者をスパイと同義の「外国の代理人」に指定する動きが強まっており、ムラトフ氏は「(記者らは)警告もなく、祖国の敵を意味する『外国の代理人』とされてしまう」と批判。また「記者だけでなく何十万、何百万の読者にも関係がある。深刻なことだ」と懸念を表明した。
 これに対しプーチン氏は「外国の代理人は外国から資金提供を受け、内政干渉する活動が対象」と建前を強調。また「祝福したい。ゴルバチョフ元ソ連大統領やオバマ元米大統領も受賞し、あなたには良い仲間がいる」と初めて祝意を示した。ムラトフ氏が取り組む慈善活動についても称賛した。(モスクワ支局・小柳悠志)

関連キーワード


おすすめ情報

国際の新着

記事一覧