<記者だより>取り上げにくい声も聞いて

2021年10月24日 07時43分
 「何でも子どもばかりだよね。子どもへの支援もいいけどさ、働いて親の面倒を見ていても、恩恵がなくてお金を取られてばかり。支えている世代にも何かあってもいいんじゃない」
 衆議院が解散した十四日、総選挙で政治に求める施策を横浜市内で聞いた際、東京から気晴らしに遊びに来ていた女性会社員(51)が言った。自身に子どもはいないという。「こういう意見って取り上げられないから、むしろ書いてほしい」
 子どもがいる人に望む施策を聞けば、多くは子育て支援を挙げる。次世代への投資は社会にとっても大切だろう。ただ、どんな施策も「自分には恩恵がない」と感じてしまう人はいる。一人一人が多様な生き方をする中、国民から集めたお金を国民のためにどう使うか決めるのが政治だ。誰もが納得する使い道を決めるのは簡単ではないが、自分の声が「取り上げられない」と思う人は減らしたい。
 立候補者には選挙期間中はもちろん、結果が出てからも街に出て、一人一人の声に耳を傾けてほしいと思う。(神谷円香)

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