小林陵侑、格が違う飛びで快勝 ノーマルヒルに続き2冠 全日本スキージャンプ最終日

2021年10月24日 18時29分
ラージヒル男子で優勝した小林陵侑の2回目。ノーマルヒルとの2冠を達成した=いずれも大倉山で(共同)

ラージヒル男子で優勝した小林陵侑の2回目。ノーマルヒルとの2冠を達成した=いずれも大倉山で(共同)

  • ラージヒル男子で優勝した小林陵侑の2回目。ノーマルヒルとの2冠を達成した=いずれも大倉山で(共同)
  • ラージヒル男子の表彰式で撮影に応じる優勝した小林陵侑。左は2位の佐藤幸椰、右は3位の小林潤志郎
 ノルディックスキー・ジャンプの全日本選手権最終日は24日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場でラージヒルが行われ、男子は小林陵侑(24)=土屋ホーム=が141.5メートル、135メートルの合計296.0点で2年ぶり2度目の優勝。ノーマルヒルとの2冠を達成した。
 一人だけ格が違った。「納得はいっていない」と言いつつも誰よりも美しい飛型で遠くまで飛んでいく。22日のノーマルヒルに続き、小林陵がラージヒルでも快勝。表彰台を狙う北京冬季五輪に向けて視界は良好だ。
 出色だったのは141.5メートルを記録した1回目。着地の間際、風にあおられるような形になったがテレマークをしっかりと入れ、着地を決めた。飛型点は56.5点。審判員の一人がこの日、全選手で唯一となる19.5点と採点したほど安定感は際立っていた。
 恐怖心はなかったかと問われ、「もっと怖い大倉山を経験しているので大丈夫」とさらり。この時点で2位の佐藤幸との得点差は17.5点。飛距離換算で10メートル近い差をつけ、優勝をほぼ決定付けた。
 2018~19年シーズンのワールドカップ(W杯)で日本勢初の個人総合王者となったが、以降は苦しむこともあった。「先シーズン、先々シーズンは何やっても何が悪いか分からない感じ」で冬の到来を迎えていたが、今季はアプローチなど技術面で確かな手応えを感じている。
 30日の国内戦を終えれば、長丁場のW杯、そして五輪が待つ。「心と体を整えて、冬にどんなジャンプできるか楽しみ」と待ち切れない様子だった。(中川耕平)

関連キーワード


おすすめ情報

スポーツの新着

記事一覧