女性用品を収納 デザイン防災袋 豊島の専門学校でコンペ

2021年10月25日 07時14分

コンペで最優秀賞に選ばれた五十嵐さん(右)と、企画した日本防災女子の堀口代表=豊島区で

 災害避難時に役立つ女性用品を収める袋や箱のデザインコンペが、豊島区の専門学校「創形美術学校」の学生を対象に開かれた。防災グッズの企画販売などを手掛ける「日本防災女子」(同区)がコンペを企画。商品化も検討している。
 学生たちがデザインしたのは、液体歯磨き三回分、生理用ナプキン一パック、保湿剤として使えるワセリンのボトルがまとめて入る袋や箱。「職場の引き出しに入れておける」「防災意識の啓発につなげられる」という条件も与えられた。
 区の防災担当職員や豊島法人会の役員らが審査。百十五人の作品の中から、ビジュアルデザイン科一年、五十嵐琉奈(るな)さん(19)の「ポーチョ」が最優秀賞に選ばれた。ポーチと一体になった折り畳み式のポンチョを羽織って、中で着替えや授乳ができる。
 授賞式の後、五十嵐さんは「過去の被災者の調査で、更衣室や授乳室がなくて困ったとの声を受け、女性が体を隠すためのポンチョを思い付いた。フードがポーチになるのでは、と考えた」とデザインの経緯を説明した。
 同じく柴田夏州(かしゅう)さん(21)と直井朱里(あかり)さん(20)の「マニュアル付きパッケージ」が優秀賞に選ばれた。クラフト紙の包みの内側に防災マニュアルが印刷され、非常連絡先を記入できる。
 日本防災女子の堀口富美子代表(68)は「行政、企業、学校が連携した『豊島発』のアイデアを全国に広めたい」と話す。(小形佳奈)

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