衆院選千葉 候補者の横顔10区、11区

2021年10月25日 07時42分
 届け出順。氏名(敬称略)、投票日基準の年齢、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦。

◆10区

今留尚人(いまどめ・なおと)(56) 無新
 結果と継続が大事

 「一医者が自民党に聞こえるように言うには、衆院選へ立候補することしか思い浮かばなかった」。県外の選挙区で立候補した二〇一七年に続き、二回目の国政への挑戦。今回は対中非難決議を巡る自民党の二階俊博前幹事長らの対応に抗議の意志を示すため、前幹事長と党運営に当たった前職のいる千葉10区で出馬を思い立った。
 眼科医としての勤務経験から「百点で燃え尽きるなら、少し手を抜いて六十〜八十点で良い。結果と継続が大事」と話す。「人間の描写が好き」と、司馬遼太郎の小説を愛読する。

梓まり(あずさ・まり)(50) 諸新
 日本の伝統守りたい

 東京都在住で、政治に関わったのは二〇一七年。政治団体「新党くにもり」とつながりがある保守を掲げる国民運動団体に初参加し、広報を務めた。
 これらの活動などを伝えるインターネットチャンネルのキャスターも担当。漁船に乗って尖閣諸島の近くまで迫った取材経験もあり「海上保安庁の現況を克明にリポートした」と胸を張る。
 陶芸家の一面もあり、個展開催や障害者施設で講師も経験。書道五段の腕前で茶道もたしなむ。「日本の良さや文化伝統を守りたい」と語る。

谷田川元(やたがわ・はじめ)(58) 立<前><2>
 地域の課題を熟知

 いとこの故山村新治郎元衆院議員の秘書を父が務め、幼少期から政治の世界は身近だった。父の死をきっかけに「地域のために働きたい」と、商社を退職、松下政経塾で学び、県議を経て国政へ。千葉10区からは七度目の立候補となる。
 厚い保守地盤にかかわらず、これまで選挙区を変えようと考えたことはないという。浪人中も区内の五市四町に足を運び、それぞれの要望を聴く活動を欠かさなかった。「各地域の課題をだれよりも知っている」と自負する。
 多趣味で、特に将棋は三段の腕前を誇る。

林幹雄(はやし・もとお)(74) 自前<9> 公
 要職で政権支える

 衆院議員で環境庁(現環境省)長官だった亡父の政界引退を機に、県議から国政に挑戦、中選挙区時代から連続九回の当選を重ねた。菅義偉前首相の下では党の幹事長代理を務めた。
 政権を支える要職にあったため「コロナ対策など、菅政権はよくやった」と話す。「むろん批判は承知、逆風はある。支援者も『今までと違うよ』と言ってくる」と表情を引き締める。
 大学進学の際は芸術学部を選んだ。政治家の息子という家庭環境で育っただけに「法学部などを薦める親への反発も、当時はあったかも」と振り返る。

◆11区

多ケ谷亮(たがや・りょう)(52) れ新
 デフレ脱却を主張

 長年にわたるデフレ経済のもと新型コロナウイルスで疲弊する人々を救うため、国債発行による大胆な財政出動を説く。「デフレを脱却するというのが僕の一丁目一番地」。コロナ対策として医療従事者と医療提供体制の整備を訴える。
 「十年やって駄目なら潔く身を引く」。そう決意して政治の世界に飛び込んだ。今回の選挙戦を最後の挑戦と位置付ける。
 起業家・飲食コンサルタントとしての顔を持ち、今も中高年を客層としたソウルミュージックバーを経営する。「趣味は仕事と政治活動」と意欲旺盛だ。

森英介(もり・えいすけ)(73) 自前<10> 公
 持論は「憲法改正」

 国民の疑問や批判に真摯(しんし)に向き合おうとしなかったとして批判された安倍・菅政権。「もう少しやりようがあった」と発信力不足を認める。過去十回の選挙は強固な地盤に支えられたが、逆風を強く感じる。
 長年の持論は憲法改正。新型コロナウイルス対策では憲法に緊急事態条項がないため、国と自治体の責任があいまいになっていると指摘。「今の憲法でやっていくのは無理」と語る。
 健康維持のため毎朝、野菜ジュースを作って飲むのが日課。元エンジニアらしく「料理はたちまち結果が出るから面白い」と笑う。

椎名史明(しいな・ふみあき)(64) 共新
 自己責任に「ノー」

 記憶に強く残るのは二〇一九年秋の豪雨災害。思うように行政の支援を得られない事例を知り、自己責任とされがちな風潮に憤りを覚えた。「今のコロナ危機も同じ。自宅待機はナンセンス。もう政権を変えるしかない」
 四度目の出馬。米軍基地のある神奈川県横須賀市で育った。一九七七年に同県内で米軍機が墜落し幼い命が奪われた。「日米安保は日本国民を守らない」と感じ、共産党に入党した。
 趣味は絵画と映画の観賞。ローカル鉄道の旅も好きで、関東地方の路線はほぼ乗車したと自負する。

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