衆院選千葉 候補者の横顔12区、13区

2021年10月26日 07時17分
 届け出順。氏名(敬称略)、投票日基準の年齢、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦。

◆12区

葛原茂(くずはら・しげる)70 共新
 労働問題 向き合う

 田んぼアートで有名な青森県田舎館村の専業農家に生まれ、朝から晩まで働く親の苦労を見続けた。旧川崎製鉄千葉製鉄所に就職後、二十歳で入党。合理化や災害といった労働問題に向き合い「政治を根本から変えたい」と誓った。
 コロナ禍から住民の命を守るため地域医療を充実させ、国に無償のPCR検査導入を求める。「家庭での感染が心配。ここは検査しかない」と強調する。
 高校で美術部に入り、就職後、溶鉱炉を描いた絵が県展に入賞。退職後も出品し入選。現在は袖ケ浦市美術展の実行委員を務める。

浜田靖一(はまだ・やすかず)66 自前<9>=公
 オスプレイは5年

 陸上自衛隊木更津駐屯地に昨年七月、五年という条件で暫定配備された輸送機オスプレイ。佐賀空港(佐賀市)への正式配備はまだ不透明だが、「約束事は約束事。(木更津を去る)一年前には伝えてほしい」。元防衛相として同省に注文をつける。
 党有志で設立した選択的夫婦別姓の早期実現を求める議員連盟の会長を務めるが、党内の保守系から反発は根強い。「もっと議論をしないと。党が寛容さをなくしている」と懸念する。
 議員仲間と続けてきたバンド活動はコロナで休止中。今はゴルフが息抜きだ。

樋高剛(ひだか・たけし)55 立元<3>
 医療に恩返し 誓う

 幼少期、交通事故に遭い集中治療室(ICU)で命の尊さを意識。「医療に恩返しを」と政治の道を志した。「諸外国では定期的に政権交代があり、緊張感がある。政権を担いうる政党が二つ必要」。当選三回の経験もあり、捲土(けんど)重来の思いは強い。
 房総半島は二〇一九年の台風15号、コロナ禍と災難続きだが「観光で伸びしろはある。地域のセールスマンとして魅力を発信したい」と前を向く。
 趣味は読書。ジャンルは歴史からサスペンスと幅広い。今は読む暇がないほど忙しいのが悩みの種だ。

◆13区

宮川伸(みやかわ・しん)51 立<前><1>
 命が最大のテーマ

 新型コロナウイルス対策を引き合いに「現政権では国民の命、暮らしを守れない」と語気を強める。主張が政策に反映されにくいなど「野党故に悔しい思いをしてきた」が、コロナ禍について「人々に寄り添うメッセージを出し続けてきた」の自負があるからだ。
 元々は生命の起源を探究する研究者で、バイオベンチャーの創業に参画し、医薬品開発に当たってきた。学生時代、母校の大学OBの菅直人元首相が解決に尽力した薬害エイズ問題に直面し、政治への関心を深めた。「命が最大テーマであることは政治も同じ」

松本尚(まつもと・ひさし)59 自新=公
 外科医 国政に挑む

 外科医師として救急医療に長年携わってきたが、13区で自民党公認候補として当選した前職が度重なる不祥事で今回の立候補を断念したことを受けて公募に応じ、国政に挑む。
 コロナ禍が新たな進路を目指すきっかけになったという。県の災害コーディネーターを務めていたため、昨年三月から、新型コロナウイルス対策に取り組んだ。その過程で「県庁に詰めていても感染の実態はつかめない。もっと高いレベルで国の健康危機管理を進めたい」と痛感した。
 フライトドクターの第一人者として知られる。

清水聖士(しみず・きよし)60 維新
 市長の経験生かす

 商社、外務省勤務を経て、五期十九年に渡って務めた鎌ケ谷市長を六月に辞め、国政進出を目指す。「地方の実情を広く訴え、市長としての経験を国政の場で生かしていきたい」とその理由を話す。
 国と地方の温度差として、具体例に挙げるのは新型コロナウイルスを巡る対応。「ワクチンの供給量、時期などがはっきりせず、現場は苦慮した」。そして続ける。「権限移譲によって、各自治体ごとにコロナ対策も打ち出せる」
 趣味は野球、ラグビーなど幅広く、プロ野球観戦も好むという。

関連キーワード


おすすめ情報

千葉の新着

記事一覧