衆院選茨城 候補者の横顔6区

2021年10月26日 07時19分
 届け出順。投票日基準の年齢、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦。

◆6区

青山大人(あおやま・やまと)氏(42) 立<前><1>
「落選した苦労を糧に」

 元県議の父を持ち、地元選出で厚生相などを務めた丹羽雄哉氏の秘書を経て、二十七歳で県議に初当選。二期目途中の二〇一四年、衆院選に挑戦したものの、落選。雪辱を期した前回一七年に比例で復活当選した。
 「とんとん拍子で当選していたら違っていた」。貯金を取り崩し、全財産を選挙につぎ込んだ。落選後、生活のために小学校の警備員などとして働きながら、「どうして政治をやりたいのだろう」と自問し続けた。
 子どもの教育支援の会社を起業した際は、銀行に必要な資金を貸してもらえなかった。「貴重な体験だった」。今は中小企業支援に力を入れる。
 目指すのは「与野党が拮抗(きっこう)した緊張感のある政治」。「野党は批判ばかり」とのマイナスイメージを変えようと、「若手世代が具体的なビジョンを提案していかなければ」と訴える。
 これまでの所属政党は民主、民進、希望、国民民主、そして立憲民主。「自分の意に反して党名が変わっていくことが悔しい」と本音も漏らす。
 睡眠時間を削っても、二人の子育てに労を惜しまない。「子どもたちと風呂に入るのが至福の時」とほほ笑む。

国光文乃(くにみつ・あやの)氏(42) 自前<1>=公
「現役医師との二刀流」

 薬剤師の母親の影響などで医師の道を選んだ。勤務医として国立病院機構の災害医療センターや東京医療センターなどで働いていた時に医師不足などの問題と直面し、厚生労働省の医系技官に転身した。
 約十三年間勤めた後、二〇一七年に退官。元厚生相の丹羽雄哉氏の後継として衆院選に立候補し、小選挙区で勝ち抜いた。
 「議席を与えてくれたことに感謝しかない」と口にする。山口県生まれの「落下傘候補」のイメージを払拭(ふっしょく)しようと、四年間で六万軒を訪ね歩き、有権者と接してきた。
 新型コロナウイルスのワクチン接種で打ち手不足が問題になった際は、選挙区のかすみがうら市や小美玉市に毎週通って手伝った。「現場で働くことが政策に生きる」と実感した。
 第六波に備えたコロナ対策の必要性を訴える。「感染拡大が起こっても大丈夫な医療体制を構築したい」と再選を期す。
 一九年、アフガニスタンのジャララバードで銃撃されて死亡した中村哲医師の著書に感動して会いに行き、今も師と慕っている。趣味の柔道はコロナ禍で道場に通えず、布団を敷いて一人、稽古に励む。

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