来館者の絵を縫いぐるみに 現代美術家・安部さんが作品制作 県立館林美術館企画展

2021年10月27日 08時37分

古着の林に「実」として飾られる縫いぐるみと、安部さん=いずれも館林市で

 館林市日向町の県立館林美術館で開催中の企画展「たてびレポート−開館20周年を楽しむ展覧会−」で、現代美術家安部泰輔さんが来館者の描いた「いきもの」の絵を縫いぐるみにする作品「ハヤシガモリ」の制作に取り組んでいる。古着が素材の縫いぐるみは館内に作られた古着の「木」に、「実」に見立てて飾られる。制作は企画展閉幕の十一月七日まで連日続く予定で、実は次第に増えている。(池田知之)
 安部さんは、古着や端切れを使って縫いぐるみを作る観客参加型の作品制作を各地の美術館や芸術祭などで展開。今回のハヤシガモリでは、来館者がペンで紙に描いた「森にすんでいそうないきもの」を、安部さんがミシンを使って古着で縫いぐるみを作る。完成した縫いぐるみは企画展が終わるまで、古着の「森」の中に展示している。

来館者の絵を基に縫いぐるみを作る安部さん

 縫いぐるみは、基の絵の特徴を生かした温かみのある作品になる。安部さんは「人の絵を通した、自分にないものを作りたい」と語る。閉幕後に縫いぐるみは「収穫」され、参加者自身に郵送する予定。安部さんは「縫いぐるみが、作った人の一部になればいい」と話している。
 ワークショップは毎日先着十人。入館料に加え参加費千円が必要。開館は午前九時半〜午後五時。月曜休み。入館料は一般六百二十円、大学生・高校生三百十円、中学生以下無料。
 問い合わせは美術館=電0276(72)8188=へ。

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