ファイザー製ワクチンの接種を5~11歳にも 米食品医薬品局の諮問委が勧告

2021年10月27日 18時25分
新型コロナウイルスのワクチンのサンプル(米ファイザー提供)

新型コロナウイルスのワクチンのサンプル(米ファイザー提供)

 【ワシントン=吉田通夫】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、新型コロナウイルスに対するファイザー製ワクチンについて、5歳から11歳の子どもの接種を認めるよう勧告した。FDAと米疾病対策センター(CDC)が近く是非を判断する。認められれば、同年齢層の子どもへの接種は主要国で初めてとなる。
 勧告によると、12歳以上に投与する3分の1のワクチン量を、3週間の間隔を置いて2回接種する。委員18人のうち1人が棄権し、17人が賛成した。安全性について十分な知見が得られていないとして接種を不安視する声もあったが、感染予防の利点がリスクを上回ると判断した。
 米国内では、5〜11歳の子どもは人口の9%に当たる約2800万人。このうち200万人近くが新型コロナに感染して8300人が入院、100人近くが死亡したという。
 米国内では、子どもは重症化の危険が小さいとして12歳未満は接種の対象外だったが、学校での集団感染や周囲に拡散する危険を減らすため接種の是非が議論されていた。ファイザーは事前に、ワクチン接種により発症を90・7%抑えられるとする臨床試験の結果を提出していた。
 子供向けのワクチンを巡っては、米モデルナも25日に6〜11歳への有効性が確認されたとする臨床試験の結果を公表した。

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