被団協代表委員の坪井直さん死去、96歳 核兵器廃絶と被爆者援護に尽力

2021年10月27日 14時11分
坪井直さん

坪井直さん

 核兵器廃絶と被爆者援護の活動に尽力した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井すなおさんが24日午前10時35分、貧血による不整脈のため広島市内の病院で死去したことが27日、分かった。96歳だった。広島県出身。
 広島工業専門学校(現広島大工学部)3年だった1945年8月6日、通学中に爆心地から約1・2キロで被爆し、大やけどを負った。戦後は中学教師として教壇に立ち、生徒に被爆体験を語った。「ピカドン先生」の愛称で親しまれ、子どもたちに核兵器の恐ろしさと平和の大切さを教えた。
 退職後は被団協のメンバーとして米国やインド、パキスタンといった核保有国など世界各地で体験を証言し2000年に代表委員に就任。その後、広島県原爆被害者団体協議会の理事長も務めた。
 16年5月、原爆を投下した米国の現職大統領として初めて広島を訪問したオバマ氏と握手し、核廃絶に向けて「共に頑張ろう」と話し掛けた。(共同)

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