フェミニスト議連への抗議署名有志「炎上は建設的でない」と対話を求める 千葉県警のご当地Vチューバー動画削除

2021年10月28日 15時06分

Vチューバ―「戸定梨香」(©Art Stone Entertainment)

 千葉県松戸市のご当地Vチューバー「戸定梨香とじょうりんか」が出演する千葉県警の交通啓発動画が全国フェミニスト議員連盟の抗議で削除された問題を受け、フェミ議連側への抗議署名を展開する有志らが28日、会見を開いた。有志代表の荻野稔大田区議は「さまざまな価値観があると思う。いきなり削除を求めるのではなく、議論があるべきだ」と述べ、フェミ議連側に対話による解決を求めた。

会見する(左から)荻野区議と板倉代表

 この問題は8月末、フェミ議連が「戸定梨香」の服装や体型を「性的対象物として描写している」として千葉県警などに抗議。動画は削除されたが、逆にフェミ議連に対する批判が殺到。荻野区議らが呼び掛けた抗議署名には、これまでにネット上で6万9000筆を超える署名が集まった。抗議署名のサイトでは、フェミ議連側に「性的対象物になると断定する理由をお聞かせください」などといった質問を公開し、9月下旬までに回答を求めていたが、フェミ議連側から連絡はないという。
 フェミ議連側が「戸定梨香」の服装や体型を「性的な対象」「性犯罪誘発の懸念すら感じさせる」と主張していることに、荻野区議は「判断基準はあまりないと思う。単純に肌が見えるから駄目とは言い切れない。議論していく必要がある」としつつ「(戸定梨香は)これまでも松戸市のPRのために活動しており、性的役割のために使われたという認識は勘違いはなはだだしい」と批判。所属事務所「アート・ストーン・エンターテイメント」の板倉節子代表は「性的なものとして、このVチューバーをつくったつもりはない。決めつけで言うのはやめていただきたい。私たちに最初に相談して、話し合えば良かったと思う」と述べた。

警察制服姿の「戸定梨香」。削除騒動の影響で公開の目処は立っていない。(©Art Stone Entertainment)

 この騒動の影響で、複数の出演イベントが中止になり、板倉代表は「(議連から)性犯罪誘発の懸念がある存在とされ、今後も松戸市で活動できるのか不安の日々が続いている」と話す。荻野区議ら署名活動有志や板倉代表にも殺害予告や嫌がらせが複数あり、警察に被害届を出したという。
 行政による2次元キャラクターの起用をめぐっては、しばしばネット上などで批判が起きている。荻野区議は「炎上して引っ込めるのを繰り返すのは建設的ではない。この運動が議論の材料になれば」と呼びかけた。

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