米Facebook、社名をMetaに変更 仮想現実空間「メタバース」に由来、VRなどへの注力を明確に

2021年10月29日 10時01分
28日、米カリフォルニア州で、「Meta(メタ)」への社名変更を発表するフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)=AP

28日、米カリフォルニア州で、「Meta(メタ)」への社名変更を発表するフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)=AP

 【ワシントン=吉田通夫】米SNS最大手フェイスブックは28日、同日付で社名を「Meta(メタ)」に変更したと明らかにした。インターネット上の仮想空間を示す言葉「メタバース」に由来し、仮想現実(VR)など成長分野に力を入れる姿勢を明確にした。同社が手掛ける「フェイスブック」や「インスタグラム」などのサービス名は変わらない。
 メタバース事業では、ゴーグル型などのVR端末を身に着けて仮想空間に入り、「アバター」と呼ばれる自身の分身を操って他者のアバターと交流したり仕事をするといった構想を描く。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はオンラインイベントで公開した動画で「これからはフェイスブックではなく、メタバースを最優先に考える」と語った。
 25日に発表した2021年7~9月期決算は、売上高が前年同期比35%の増収だったものの、市場予想を下回った。米アップルがiPhone(アイフォーン)などの個人情報保護機能を強めたため、主力の広告事業が影響を受けた。さらに、元社員の内部告発により憎悪や分断をあおってきたとされる疑惑も広がっている。
 同社は社名変更により注力する分野を明確にして業績を成長軌道に戻すとともに、負のイメージ払拭ふっしょくも狙うとみられる。(ワシントン・吉田通夫)

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