衆院選あす投開票 投票率、過去最低更新? 各陣営「全く読めない」「前回より下がる」

2021年10月30日 07時48分

衆院選の投票日を周知する県選管の横断幕=JR水戸駅で

 衆院選は三十一日、投開票される。岸田政権の発足や野党共闘の進展など、選挙への関心が高まりそうな要素もあり、四年前の前回は過去最低の51・53%だった茨城県内投票率がどうなるかも焦点だ。与野党各候補の陣営はおしなべて大幅な変動はないとみる半面、「投票率が上がることは歓迎」と口をそろえる。(長崎高大、出来田敬司、林容史)
 「前回並みと想定している。プラスマイナス2、3ポイントくらいでは」
 自民党候補の選挙戦を支える県議の一人はそう予測する。今回は、衆院解散から投開票まで戦後最短の十七日間という超短期決戦。「あと一週間あれば盛り上がりはもっと変わっていた」と話した。
 勝敗への影響について、この候補の秘書は「うちは若い人の支持が多いとされるが、若年層は投票率が低い。若い人が選挙に行けば優勢になりそうだ」と皮算用し、60%程度まで上がるのが望ましいとした。
 一方、別の自民候補の陣営幹部は、投票率について「分からない。まったく分からない」と首を横に振る。「今回、特に若年層が投票に行くとは思えない」とも漏らした。
 野党候補を支援する地方議員は「全国的に盛り上がっているとは言えず、前回より下がるのでは。50%は下回ると思う」との見方を示しつつ、「無党派層は野党に投票する人の方が多い。彼らの投票率が上がれば有利だ」と期待する。
 自民候補を推薦する公明党の県議は「コロナの影響がどう出るかなど、全く読めない。50%は超えてほしい」。自民候補らが「比例は公明」と呼び掛けていることから、投票率アップが比例北関東ブロックで公明票の上積みにつながるとそろばんをはじいた。
 新型コロナウイルスの影響もあり、今回は県選挙管理委員会の啓発は限定的だ。県のウェブサイトに選挙の期日や投票方法を紹介する特設ページは設けたが、従来実施してきた啓発グッズ配布は見合わせた。
 期日前投票率は二十四日現在の中間発表で6・52%と、前回の約一・五倍に伸びているが、担当者は「もともと投票する人の先食いの可能性もある」と指摘。全体の投票率がどう動くかは読めないとしている。
衆院選2021
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