群馬県内の自民5議席独占崩せるか 3区は立民が競り合う 衆院選31日投開票

2021年10月30日 08時08分

候補者の訴えに耳を傾ける支援者=県内で

 「安倍・菅政治」の評価や新型コロナウイルス感染症対策、経済格差の是正や選択的夫婦別姓などが争点になっている衆院選は三十一日投開票される。群馬県内では、自民党の五議席独占が続くのか、共闘を模索した野党がその一角を崩せるのかが焦点だ。各候補とも選挙区を駆け巡り、懸命の訴えを続けている。(池田知之)
 県内の五小選挙区に立候補しているのは、自民党が前職五人、立憲民主党が前職二人と新人一人。共産は新人二人、日本維新の会の元職と「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人が各一人、無所属は元職と新人各一人。
 選挙戦も最終盤になり、1、2、4、5区で自民候補が優位に展開している。3区では、自民前職の笹川博義さん(55)と立民前職の長谷川嘉一さん(68)が競り合っている構図だ。
 笹川さんは、加藤勝信前官房長官ら閣僚経験者を招いた遊説や、3区内の首長、市町議員などの支援を得て組織戦を展開する。一方、長谷川さんは立民、共産、社民、新社会各党と共通政策で合意し、街頭演説などで支持を呼び掛ける。N党新人説田健二さん(50)は会員制交流サイト(SNS)を中心に活動する。
 他の選挙区でも自民が強力な組織戦を繰り広げる。1区では自民前職の中曽根康隆さん(39)が祖父の康弘元首相から続く知名度を生かし、約三千人(陣営発表)の決起集会を開くなどして結束を図った。2区の前職井野俊郎さん(41)も小まめに選挙区を回り、支持を固める。4区の前職福田達夫さん(54)は党総務会長、5区の前職小渕優子さん(47)は党組織運動本部長として、ともに全国各地の候補者応援に駆け回り、選挙区入りもままならないが、本人が不在の際も後援会などがフル回転する。
 一方の野党は、1区では立民県連が支援する無所属新人斉藤敦子さん(53)が同党県議らの後押しを受けながら支持拡大を図る。維新の元職宮崎岳志さん(51)は知名度を生かし、自転車で回りながら有権者に呼び掛ける。共産新人店橋世津子さん(60)は自民の批判票取り込みに力を入れる。
 2区の立民前職堀越啓仁さん(41)は通常の演説に加え、ギター演奏も披露し、若年層にアピール。無所属の元職石関貴史さん(49)はSNSで政治に関する「一分動画」を公開し、無党派層に浸透を図る。
 4区は立民新人角倉邦良さん(61)が「議員の世襲」などを批判しながら、野党共闘候補として、政権交代を訴える。5区では共産新人伊藤達也さん(38)の遊説に立民県連最高顧問で元参院副議長角田義一さんも共に立ち、票の上積みを狙う。
衆院選2021
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