かかしに願うコロナ退散 常陸太田・里美 秋晴れに58体が並ぶ
2021年10月31日 08時33分
市民らから募集した創作かかしを展示する秋の風物詩「第三十四回里美かかし祭」が三十日、常陸太田市大中町の里美ふれあい館イベント広場で始まった。
応募数は一般の部四十六体、学生の部八体の計五十四体。新型コロナウイルスの影響で休校が続いた小中学生からの出展が少なく、昨年より十五体減った。
開幕に先立つ審査の結果、グランプリに輝いたのは、コロナ禍の早期収束などを祈願する「魔除(まよ)け福来朗(ふくろう)」(美しい里づくり委員会)。他の受賞作品のテーマも今年の世相を反映し、コロナや東京五輪が目立った。
会場には秋晴れの空の下、審査対象外の園児らの四体を含む計五十八体が並び、来場した親子連れらが「よく出来ている」などと歓声を上げていた。
かかし祭は例年、「さとみ秋の味覚祭」に併せて開催しているが、味覚祭の方はコロナ禍で二年連続中止となった。
展示は十一月二十七日まで。問い合わせは市観光物産協会=電0294(72)8194=へ。(佐藤圭)
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