自民・甘利明氏 幹事長辞任の意向 岸田政権に打撃

2021年11月1日 01時19分
報道陣への対応を終えて一礼する自民党の甘利幹事長(右手前)=東京・永田町の党本部で

報道陣への対応を終えて一礼する自民党の甘利幹事長(右手前)=東京・永田町の党本部で

 31日投開票された衆院選神奈川13区(大和・海老名と座間の一部)で、自民党の甘利明幹事長(72)が、立憲民主党新人の太栄志氏(44)に敗れ、小選挙区での敗戦が確実となった。2016年に経済再生担当相を辞任するきっかけとなった現金授受問題が影響したとみられる。甘利氏は比例南関東ブロックで復活当選が確実となったものの、幹事長を辞任する意向を岸田文雄首相に伝達。岸田政権にとって大きな打撃となる。
 甘利氏は自らの勝敗が決まっていない午後8時過ぎにTBSの報道特番に出演。自民党も大きく議席を減らす見通しで、自身も小選挙区で厳しい戦いとなっていることに、「力不足だった」と説明。番組で共演したお笑い芸人の太田光氏から「戦犯ですよね、もし負けたら」と問われると、「そうですかね」と応じた。
 政治とカネの問題を突っ込まれると、「私自身は全く関与してないですね」と否定。「じゃあ太田さんだったらどうするんですか?」と逆質問。秘書について「信頼してたわけですよ」と釈明した。
 小選挙区で自身が敗北した場合の責任を問われると、「総裁に身柄を預けないといけないと思っている」と答えた。さらに進退について質問されると、「そういうことを聞く番組ですか」と不快感をにじませた。
 甘利氏は苦戦が伝えられた選挙戦終盤に全国遊説の予定を取りやめ、自らの選挙区に入るなど、危機感をあらわに選挙戦を展開。30日に投稿したツイッターでは「この選挙必ず勝たねばなりません。私甘利明には夢があります。日本をもう一度世界一にすると云う夢です。その夢を叶える使命が私にはあります。必ず夢を叶えてみせます」と支援を呼び掛けていた。
 甘利氏は幹事長就任後の記者会見で、現金授受問題に関し「私は事件に関して(当時は)事情を全く知らされていない。寝耳に水」と語り、自身の潔白をあらためて強調していたが、ツイッターでは問題を批判する投稿も相次いでいた。
衆院選2021
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