<衆院選千葉>立民、4選挙区を制す 前回の当選者ゼロから躍進 自民は9議席

2021年11月1日 07時17分
 三十一日投開票された衆院選は千葉県内十三選挙区のうち、自民党が2区の小林鷹之さんが手堅く当選を決めるなど九選挙区で議席を獲得。共産党などと候補者調整を進めた立憲民主党は、4区の野田佳彦元首相が九選を果たすなど、四選挙区で勝利し、前回の小選挙区の当選者ゼロから躍進した。投票率は53・64%(前回49・89%)だった。 (衆院選取材班)
 二〇一七年の前回衆院選で、4区を除く十二の小選挙区で勝利を収めた自民党は、今回の衆院選で「全選挙区の勝利」を目標に掲げたが、四選挙区で前職候補が敗れた。県連幹部の一人は、安倍政権時代の森友・加計学園や桜を見る会の問題、引き継いだ菅政権の新型コロナウイルス対策、東京五輪・パラリンピックの対応など有権者の政権への不信や不満を耳にしていたといい、「今回の衆院選は、最近にない結果になるのではないか」と不安を口にしていた。
 小選挙区で敗れた8区の元五輪相の桜田義孝さん、1区の門山宏哲さんなどには、菅義偉前首相ら大物が応援弁士として次々と送り込まれたが、自民に対する逆風を押し返すことができなかった。
 立憲民主党は保守王国・千葉にくさびを打ち込んだ。共産党やれいわ新選組との野党共闘が進み、四選挙区で自民と一騎打ちに持ち込み、三選挙区で勝利。8区の落下傘候補の本庄知史さんが初当選を果たすなど過去三回の野党苦戦の流れを食い止めた。立民県連幹部は「今までのやり方で勝てるわけがなかった」と振り返るように、野党一本化が政権批判の受け皿として一定の機能を果たした。
 共産は6、11区で立民との競合を避けて一本化した候補を立てたが小選挙区での議席獲得には届かなかった。日本維新の会、国民民主党、れいわ、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、いずれも支持を広げられなかった。
衆院選2021
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