自民は15議席減、立民も14議席減…維新が第3党に躍進 衆院選の全当選者が確定

2021年11月1日 13時16分
 第49回衆院選は1日、開票作業が進み、小選挙区(定数289)と比例代表(定数176)計465議席と全当選者が確定した。自民党は追加公認2人を含め公示前から15議席減らしたが、単独で過半数(233議席)を獲得し、17常任委員会で委員長ポストを独占し委員数でも野党を上回る絶対安定多数に達した。自民と公明、与党系無所属を含めた与党は計294議席。日本維新の会は公示前から3倍以上に議席を増やして衆院第3党に躍進し、与党に維新を加えた3党では計335議席で改憲発議に必要な3分の2を上回った。立憲民主党は公示前から14議席減らした。 (上野実輝彦)
 各党の獲得議席(追加公認含む)は、与党では自民が261、公明32。野党では立民が96、維新41、国民民主11、共産10、れいわ新選組3、社民1。無所属は10だった。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席を得られなかった。共産党は2議席減らし、一方、れいわは2議席増やした。
 自民が追加公認したのは東京15区の柿沢未途氏と、奈良3区の田野瀬太道氏。
 自民党は甘利明幹事長が神奈川13区で立民新人に敗れ、党幹部に幹事長を辞任する意向を伝えた。岸田文雄首相(自民党総裁)は1日午前、党本部で記者団に対し「よく話を聞いて、最後は私が決める」と話した。現職閣僚の若宮健嗣万博相は東京5区で敗れ、東京8区の石原伸晃元幹事長は落選した。
 立民は213選挙区で共産、国民、れいわ、社民と候補者を一本化して議席増を目指したが、接戦だった小選挙区で自民党候補らに競り負けて伸び悩んだ。福山哲郎幹事長は1日午前、国会内で記者団に「議席が減ることは考えていなかったので非常に残念」と述べた。枝野幸男代表と福山氏は同日、連合の芳野友子会長と会談した。
 岸田氏は1日午後、国会内で公明党の山口那津男代表と会談し、自公連立政権の継続を確認した。10日に特別国会を召集し、首相指名選挙を経て第2次岸田政権を発足させる見通しだ。
 選挙では格差是正を含む経済対策や、多様性を尊重した社会づくり、新型コロナウイルス感染症などが主な争点となった。首相は勝敗ラインを「自民、公明の与党で過半数」に設定していた。

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