川崎市長選 福田さん3選 「生きづらさ」に目向ける 史上最多得票を更新

2021年11月2日 07時11分

当選から一夜明けた会見で笑顔を見せる福田紀彦さん=市役所で

 三十一日に投開票された川崎市長選は、現職の福田紀彦さん(49)が四十六万五千九百五十八票を獲得し、前回の自らの史上最多得票を更新して三選を果たした。福田さんは一夜明けた一日の会見で「コロナの感染拡大に備えながら地域経済対策を行う。生きづらさを感じている人たちにしっかりと目を向けていきたい」と意欲を語った。(安藤恭子)
 具体的には、税制度を使った脱炭素社会への誘導や、市出資による「地域新電力会社」設立準備、新設した「ひきこもり地域支援センター」の成果を測る指標を取り入れるとした。「超高齢社会と脱炭素の流れに対応し持続可能なまちへの歩みを進める」と述べた。
 市選挙管理委員会によると、福田さんの得票数は、前回選挙の票を約六万四千票上回り、市長選における最多得票記録を更新。前回に続き衆院選と同日選になり、投票率が57・66%(前回比5・36ポイント増)と高まった影響も受けた。福田さんの票は得票総数の67%を占め、強さが際立つ結果となった。

◆「厳しい結果だった」「4年後につながる」落選の2新人

 市長選の投開票から一夜明けた一日、いずれも無所属で出馬して落選した二新人が選挙戦を振り返った。
 市古博一さん(73)は「厳しい結果となったが、さまざまな地域課題を知ることができた」と話す。選挙戦では、子育て世帯やコロナ禍でバイト収入が落ち込んだ困窮学生らの切実な声も届いたという。「これからも市民本位の政治を目指し、声を上げていきたい」と誓った。
 十四万票を超える得票があった川村るみ子さん(42)は「これだけの人が私に託してくださり、正直驚いた。この数字が四年後につながる」と手応えを語る。次を見据え「市政に不満を持っているたくさんの市民のため、川崎市の古い体質を変えていきたい」と意欲を示した。(安藤恭子、安田栄治)

◇川崎市長選確定得票

当465,958 福田紀彦 無 現<3>
 141,316 川村るみ子 無 新 
  84,054 市古博一 無 新 

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