衆院選埼玉 共闘 選挙区により濃淡 立民、3議席獲得にとどまる

2021年11月2日 07時16分

小選挙区7区で敗れた後、支援者らに礼を述べる小宮山泰子さん=川越市新富町の事務所で

 「他党に応援してもらった認識に変わりはないが、きちんとした調整をやり切れなかった」。立憲民主党前職の小宮山泰子さんは選挙戦をそう振り返る。市民グループを介して共産党の地区支部などと政策協定を結んだが、選挙区での勝利に結び付けられなかった。
 県内では立民の前職と元職が立つ選挙区で共産が候補者擁立を自主的に見送り、複数の選挙区で自民対「野党共闘」の構図ができた。ただ、選挙区によっては共闘関係に濃淡があり、共産が立民候補を支持した選挙区などでは、立民側も「比例は共産」と書いた選挙はがきを配布するなど積極的な姿勢を見せた。共産の志位和夫委員長が、県内で行った演説で立民候補の名前を挙げる一幕もあった。
 一方で「野党統一候補ではない」と距離を置く立民候補もいた。立民は選挙区では三議席獲得にとどまり、ある幹部は「野党共闘は失敗だった。保守票が自民や維新に流れてしまった。一度ご破算にして仕切り直したほうが良い」と苦い顔をした。県連の大島敦代表は一日の会見で、共闘態勢を組むかは各候補者の判断に委ねていたと説明。選挙結果との関係については「検証したい」と述べるにとどめた。
 共産の荻原初男県委員長は同日の会見で、候補者の一本化で立民候補は前回より得票数を増やしており「効果はあった」と評価。その上で、目指す政権の枠組みや政策を浸透させる時間が足りなかったとし、今後の共闘態勢の深化が必要だとした。(飯田樹与)
衆院選2021
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