衆院選静岡 5区と6区 自民、立民、比例で復活 県内投票率 最低54・81%

2021年11月2日 07時19分
 十月三十一日に投開票された衆院選は十一月一日未明までに、県内八小選挙区と比例代表東海ブロックの当選者が決まった。県東部の静岡5区と6区でも比例復活した候補者が胸中を語り、小選挙区の勝者は同日朝、街頭で当選の報告と決意を語った。県内小選挙区の投票率は54・81%で過去最低だった。

◆5区 吉川さん「しっかり研さんする」

駅の利用者に頭を下げてあいさつする吉川赳さん=JR富士駅前で

 比例復活で三回目の当選をした衆院静岡5区の自民吉川赳さん(39)は朝、JR富士駅前に立ち、通勤客らに当選を報告した。
 自民入りを目指す無所属の細野豪志さん(50)を相手に、「自民公認」を前面に押し出した。しかし、前回選から得票数を三万票余り減らし、細野さんにダブルスコアで敗れた。吉川さんは報道陣の取材に、「どういった形であれ、議席を頂くということには重い責任がある。私自身の力量不足も露呈したので、しっかり研さんしたい」と述べた。
 「自民候補がいるところに出ながらも入党したいという異例の状況だった。負けたら引退というような、極めて劇場型のものにお付き合いさせられた」と、細野さんへの恨み節も漏れた。選対本部長を務めた植田徹県議は「近々に会合を開き、今後の対応を話し合う。(細野さんの)入党に反対という第5選挙区支部の考えに変わりはない」と強調した。 (佐野周平)

◆6区 渡辺さん 9選も「複雑な思い」

比例復活を果たすも小選挙区で落選し、支持者に頭を下げる渡辺周さん(左)=沼津市で

 6区の立民の渡辺周さん(59)は初めて小選挙区で敗れたが、比例復活で九選を決めた。一日未明、沼津市の事務所で「複雑な思いだが、引き続き議員の仕事をさせてもらえる。熱海市の土石流災害などの課題に地元の代表として取り組んでいきたい」と硬い表情で抱負を話した。
 小選挙区での敗北に「地元での活動を含め努力不足だった。すべて私の不徳のいたすところだ」と何度も頭を下げた。
 衆院議員や沼津市長を務めた父の代から続く強固な地盤を生かした。だが立民と国民の政策の違いから、一部労組が支持に難色を示すなど逆風も受けた。それでも「民意で一回、政治をきれいにしよう」と反自民での結集を呼び掛けて、支持を集めた。
 辛くも比例復活が決まったが「小選挙区で敗北した以上、党県連代表の任は続けられない」と辞任の意向を示した。(渡辺陽太郎)

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