国民候補応援 茨城県知事に「待った」 自民県連幹部の意向で中止に

2021年11月2日 12時17分

大井川知事の応援演説を告知するバナー広告(浅野哲氏の公式ツイッターから)

 衆院選の茨城5区をめぐり、選挙戦最終日の三十日、国民民主党前職の浅野哲(さとし)氏陣営が予定していた大井川和彦知事の応援演説が、一部の自民党県連幹部の制止で「ドタキャン」される一幕があった。
 浅野氏陣営の関係者の話では、国民県連が玉木雄一郎党代表との街頭演説会を大井川氏に要請。大井川氏は快諾し、会員制交流サイト(SNS)などで開催が告知された。国民が九月の知事選で大井川氏を推薦した経緯もあり、自民前職の石川昭政氏陣営は特に問題視していなかった。
 ところが、直前になって知事の不参加が決定。複数の自民県議によると、野党候補の応援でマイクを握ることに一部の県連幹部が強く反発したという。
 石川氏陣営は大井川氏に応援の要請自体をしていないといい、国民県連幹部は「呼びもしないでそれはない」と不満を口にした。
 当日の演説会場では、大井川氏の手紙が代読された。大井川氏は不参加をわびた上で、「これは、浅野哲候補の勢いがいかに強いかを示すものであろうと考えます」と自民からの横やりを示唆。浅野氏を「私のふるさと、日立市や茨城県にとってなくてはならない政治家」と持ち上げた。
 演説会に出席した連合茨城の内山裕(ゆたか)会長は「いろいろな事情があるのだろうが、良いメッセージはくれた」と話していた。
 5区は、浅野氏が石川氏に約七千五百票差で勝利し、石川氏は比例で復活当選した。(保坂千裕)
衆院選2021
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