各国首脳は「ジェームズ・ボンドと同じ」 危機阻止へ「今行動を」 ジョンソン英首相、COP26開会式で呼び掛け 

2021年11月2日 13時50分

COP26で演説するボリス・ジョンソン英首相(AP)

 【グラスゴー=藤沢有哉】英北部グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)は1日、2日間の日程で首脳級会合が始まった。議長国・英国は開会式で、石炭火力発電の早期停止などを各国に改めて要求した。会合では、約110カ国・地域の首脳が気候変動対策の強化について意見を表明する。
 ジョンソン英首相は開会式の演説で、英国の人気スパイ映画「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドと今の各国首脳を重ね、世界の危機と闘うという点で「ほぼ同じ立場だ」と指摘。「悲劇なのは(私たちの場合は)映画の世界ではない」と続け、「最後の時は近い。今、行動する必要がある」と訴えた。
 ジョンソン氏は、先進国は2030年までに、途上国も40年までに石炭火力発電を停止するよう要求。ガソリン・ディーゼル車の新車販売も、先進国は35年までに禁止するよう促した。石炭火力への依存が強い日本は圧力を受ける可能性がある。
 今会合は、日本の岸田文雄首相にとって首相就任後初の外遊。バイデン米大統領ら他の首脳と同様に演説に臨む。一方、世界最大の二酸化炭素排出国・中国の習近平国家主席は対面式での出席は見送る。

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