<新型コロナ>給付金申請、障害者支援を 手続き困難、諦める人も

2020年5月25日 16時00分
 感染拡大に伴い国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」の申請を巡り、視覚や知的障害者の団体から支援を求める声が相次いでいる。書類やオンラインでの手続きが難しく、諦める人も。関係者は「全ての人が申請できるよう、行政の柔軟な対応が必要だ」と訴えている。
 「生活が苦しいので給付金は欲しいが、申請できる自信がないのでもらうのを諦めている」
 日本視覚障害者団体連合に最近、単身で暮らす視覚障害者からこうした声が寄せられた。
 特別定額給付金の申請は、マイナンバーカードを使ったオンラインと、市区町村から届く申請書に必要事項を記入して返送する方式の2通り。
 視覚障害者は郵送を選ぶ人が多いとみられるが、自力で書類の内容を確認して記入し、提出するのはかなり難しいという。同連合は14日、申請書類に点字や拡大文字を表記することや記入の代筆など、行政の支援態勢の確立を求める要望書を国に提出した。
 知的障害者の親らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」も、平易な日本語やイラストを使った説明のほか、対面での手続きなど、自治体の柔軟な対応を求めている。
 連合会の又村あおい常務理事は「障害者だけの世帯や高齢の親と暮らす世帯も多く、給付金を理解していない場合もある。行政は申請を待つのではなく、先に手を差し伸べてほしい」と話した。

関連キーワード

PR情報

政治の最新ニュース

記事一覧