<新型コロナ>オンライン申請 なぜ行列? 一律10万円給付金

2020年5月17日 02時00分
 新型コロナウイルス感染症の経済対策として、一律十万円を支給する特別定額給付金の申請が始まりました。政府は、マイナンバーカードを使えばオンラインで素早く電子申請できると説明しますが、一部のカード所有者がスムーズに申請できず、役所の窓口に列をなす事態になっています。 (妹尾聡太)
 Q どうすれば電子申請ができるのですか。
 A 申請は政府運営サイト「マイナポータル」で行います。マイナンバーカードのほか、カードを読み取る機能が付いたスマートフォン、またはパソコンとICカードリーダーが要ります。カードのICチップに内蔵され、オンラインの本人確認に使う「署名用電子証明書」の六~十六文字のパスワードと四桁の暗証番号の入力が必要です。
 Q 複雑ですね。
 A 手順が分かればさほど難しくないとの声もあります。しかし、暗証番号やパスワードは、何度も続けて間違えると無効となり、市区町村で再発行が必要になります。役所が混雑したのは、パスワード忘れや署名用電子証明書の失効で申請できない人が訪れたからです。
 Q なぜ署名用電子証明書が失効するの。
 A 発行から五回目の誕生日に有効期限が切れ、転居や氏名変更の際も失効するためで、更新や新規発行が必要となります。
 Q 十二桁の個人番号(マイナンバー)は使いますか。
 A 今回は使いません。カードには番号が記載されていますが、ほかにも複数の機能が備わっています。こうした特徴や仕組みがあまり知られておらず、二〇一六年の交付開始から四年が過ぎても普及率が16・4%(五月十日現在)にとどまることも、混乱の一因かもしれません。

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