「石炭火力発電の廃止を」 若者グループが新宿駅前で気候危機への対策強化訴え

2021年11月6日 20時31分

「政府や企業を動かすような大きな運動にする必要がある」とマイクを手に訴えるヒル・ダリアさん=6日、東京・新宿駅南口で(小川慎一撮影)

「命を優先しろというシンプルな問題です」―。地球温暖化対策の強化を求める若者グループ「Fridays For Future(FFF)」のメンバーらが6日、東京・新宿駅前の街頭に立ち、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を大量に排出する石炭火力発電の廃止を訴えた。
英国で開催中の世界各国が温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で、岸田文雄首相は石炭火力の維持を表明。対策に後ろ向きな姿勢が批判され、国際環境NGOから「化石賞」を贈られたばかりだ。
「政府や企業の汚染事業を止めさせるに十分なぐらい大きな運動をつくる必要があります。ここにいるほんのわずかな若者たちに任せておいていいんですか」
愛知県在住の大学院生ヒル・ダリアさん(22)は、道路脇に置かれた小さな台に立ち、マイクを手に行き交う人たちに問い掛けた。
「マイノリティから考える気候正義プロジェクト」に参加する彼女が念頭に置いたのは、発展途上国に石炭火力発電所を建設する日本企業と支援する政府だ。温暖化の影響は温室効果ガスを大量排出する先進国よりも、排出量が少ない途上国の生活を直撃する。この不公平さを是正する「気候正義の実現が必要だ」と強調した。(小川慎一)

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