ティーバッグ、映える狭山茶 狭山の和菓子店と製茶業者 若者向けに5種類開発

2021年11月8日 07時19分

「茶箱堂」を紹介する、かにやの水村真太郎社長(左)と奥富園製茶の奥富雅浩園主=いずれも所沢市で

 狭山地域特産の茶の香りや色、味の魅力を幅広く知ってもらおうと、狭山市の和菓子店「かにや」と茶製造販売の「奥富園製茶」が連携し、狭山茶ティーバッグ「茶箱堂」シリーズを開発。五日、五種(緑茶二、ほうじ茶二、紅茶一種)をかにや直営店舗で発売した。
 シリーズの一種、緑茶の「萎凋(いちょう)ゆめわかば」は、希少種ゆめわかばとやぶきたをブレンド。最適温とする七八度の湯でいれると、薄緑色の茶から花のような香りが広がる。お供の和菓子にはようかんを勧める。

「茶箱堂」の5種類。(左から)緑茶2種、ほうじ茶2種、紅茶。茶の色も個性を放つ

 かにやの水村真太郎社長(41)によると、奥富園と共に開発を始めたのは約二年前。贈答需要の右肩下がりといった両業界の危機感を共有し、「菓子屋の視点で新しい茶を開発しようと考え、旧知の奥富園さんに声を掛けた」という。
 ターゲットは急須を持たない若者層。マグカップ一つで手軽に楽しめるようにした。奥富園製茶の奥富雅浩園主(41)は「この商品で、狭山茶の可能性が開けた気がする」と自信をのぞかせる。ガラス容器に注ぐと、茶湯の美しさが際立ち、写真映えすることも請け合いだ。
 各五包入り(一包十グラム)、八百三十〜九百五十円。かにや直営店(狭山市、所沢市ほか)とネット通販で販売する。問い合わせはかにや本社=電04(2954)7111=へ。(武藤康弘)

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