維新・国民が「改憲議論を加速」「第3極」で連携確認

2021年11月9日 21時20分
 日本維新の会の馬場伸幸幹事長と国民民主党の榛葉賀津也しんばかづや幹事長は9日、国会内で会談し、衆参両院の憲法審査会を毎週開くよう与党に求め、国会での改憲論議を加速させていく考えで一致した。国会対策や法案提出で連携していく方針も確認。先の衆院選を経て議席を増やした両党が、与党や、立憲民主、共産などの野党と一線を画した「第3極」としての存在感を示す狙いがある。
 改憲論議について馬場氏は会談で「憲法審を開くのが第一歩だ。立民と共産は開催を妨害してきた」と指摘。来年の参院選に合わせて改憲の国民投票を行うことに意欲を示した。榛葉氏も憲法審の定例開催に賛意を示し、歩調を合わせた。
 これまで国会で他の野党と連携せず独自に活動してきた維新は、衆院選で議席を公示前の11から41に増やして躍進。一方の国民民主も、衆院選で主要野党による政策協定に加わらずに議席を増やし、国会対策での野党連携の枠組みから離脱することになった。
 両党に共通するのは、他の野党に比べて与党に近く、中道的な立場をとっていること。今春の通常国会では、自衛隊や米軍の基地周辺の土地利用を制限する法案が、私権制限につながる恐れを指摘されながらも、与党と維新、国民民主の賛成で成立している。
 国民民主は9日、自民党とも国対委員長会談を開き、連携を模索した。榛葉氏は維新との会談で「(衆院選で)民意が改革中道勢力に期待していると分かった。政策実現のため、協力できる政党と是々非々でやっていく」と語った。
 維新と国民民主の連携を受け、共産党の小池晃書記局長は「維新は自民の補完勢力」とけん制。立民幹部は「自民は喜ぶだろう。やりたいことが自分たちの手を汚さずに進むのだから」と話した。(井上峻輔)

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