麻酔鎮痛薬の過剰投与で70代女性死亡 千葉県立佐原病院

2021年11月10日 21時11分
謝罪する佐原病院の露口利夫院長(右から2人目)ら=10日、千葉県庁で

謝罪する佐原病院の露口利夫院長(右から2人目)ら=10日、千葉県庁で

 千葉県立佐原病院(同県香取市)は10日、入院中だった県内の70代女性が2020年6月に麻酔用鎮痛薬「フェンタニル」を投与された後に容体が急変し、死亡したと発表した。記者会見で露口利夫院長が、女性の死因は同薬を過剰に投与された影響で呼吸がしにくくなる「呼吸抑制」を起こした可能性が高いと説明。「患者のご家族に深くおわび申し上げる」と謝罪した。
 病院によると、女性は同年5月、右脚の痛みを訴え入院。予定していた手術直前に症状が悪化し、同年6月2日に医師の指示で看護師がフェンタニルの投与を始めたが、4日朝の検温時に呼吸が停止しているのが判明し、死亡が確認された。
 病院側は会見で、フェンタニルの投与量について「基準の範囲内だった」と説明したが、病院が設けた事故調査委員会による報告書では、女性が高齢であることを踏まえると、投与開始時の量としては過剰だったと指摘されたという。
 露口院長は医師や看護師、薬剤師の連携不足などが要因とし「今回の事案を院内で周知し、今後連携を強化する」と説明した。

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