<点検 桜を見る会>懇親会 会費5000円、割安か

2020年4月26日 02時00分
 安倍晋三首相は、自身の後援会が「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで毎年主催した懇親会に関し、出席した首相の支持者らが一人五千円の会費を支払って料金をまかなったと説明している。野党側は、高級ホテルで酒食が提供されるのに五千円の会費は割安だとして追及している。
 三月四日の参院予算委員会で、立憲民主党の福山哲郎氏が会費問題を取り上げた。飲み放題の料金が一人二千五百円程度であることを前提に、八百人分の会費計四百万円から、飲み放題料金に消費税やサービス料を合わせた約二百六十万円を引いた百三十六万円余りが、施設使用料や食事代に当たると推計。会場の施設利用料は通常四百五十万円だとして「どう見ても価格分以上のサービスがされている」と説明を迫った。
 これに対し首相は「価格設定は、出席者の大半がホテルの宿泊者という事情を踏まえ、ホテル側が設定した。価格通りのサービスが提供された」と強調した。当日は飲み放題ではなかったと推計の前提を否定し、野党の議員が同じ会場を利用した際は「朝食会とはいえ一人千七百九十円で開催した」と指摘した。
 料金よりも会費が安ければ、後援会の追加負担やホテル側の寄付行為が考えられ、政治資金規正法違反などの疑いが生じる。首相は違法性を否定する一方、ホテル側と取り決めた料金やサービス内容を示す明細書の提示を拒んでおり、主張の裏付けは乏しい。 (横山大輔)
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