女性・女系天皇 「支持」が高く 天皇に「親しみ」58%

2020年4月26日 02時00分
 共同通信社は二十五日、郵送方式で実施した皇室に関する世論調査の結果をまとめた。五月一日で即位から一年となられる天皇陛下に対し「親しみを感じる」と回答した人は58%だった。男系男子に限るとした皇位継承を巡り、女性天皇を認めることに関し「賛成」「どちらかといえば賛成」のいずれかを選んだのは計85%に上った。母方に血筋がある女系天皇も計79%が賛成の意向を示した。
 政府は、秋篠宮さまが皇嗣(こうし)となったことを国内外に示す四月の「立皇嗣(りっこうし)の礼」を終えてから、安定的な皇位継承策の議論を本格化させる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で儀式は延期に。女性・女系天皇を容認する世論が広がる中、男系維持を求める保守派との意見の隔たりは大きく、議論の先行きは不透明だ。
 陛下に「親しみを感じる」を世代別で見ると、年代に比例して増加している。親しみに「すてきだと思う」(17%)を合わせると計75%で、好感を持つ人が大半を占めた。一方、若年層では「何とも感じない」との答えが目立った。上皇さまの即位から約一年後の一九八九年十二月の日本世論調査会調査(面接方式)では、天皇に「親しみを感じる」は48%だった。
 陛下に期待する活動(二つまで回答)の一位は「海外訪問や外国賓客のもてなしなど国際親善」(56%)で、皇后さまに期待する活動でもトップ(58%)。天皇、皇后両陛下とも「被災地のお見舞い」が二位だった。
 皇室への関心については「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合計すると75%に上った。「あまり関心がない」が21%、「全く関心がない」は4%。
 ▽調査の方法=層化2段無作為抽出法により、約1億人の有権者の縮図となるように全国250地点から18歳以上の男女3000人を調査対象者に選び、郵送法で実施した。 3月4日に調査票を発送し4月10日までに届いた返送総数は2003。記入不備や、対象者以外の人が代理回答したと明記されたものなどを除いた有効回答は1899。回収率は63・3%で、回答者の内訳は男性50・5%、女性49・5%。
 福島県の一部地域を調査対象から除いた。

関連キーワード


おすすめ情報

政治の新着

記事一覧