「前回同様、取扱厳重注意で」 調布市情報漏えい問題 市職員がメールで念押し 

2021年11月12日 06時00分
「前回同様、取扱厳重注意で」と書いた上で調布市の担当者が国土交通省東京外環国道事務所の担当者らに送信したメールの写し(一部画像処理)

「前回同様、取扱厳重注意で」と書いた上で調布市の担当者が国土交通省東京外環国道事務所の担当者らに送信したメールの写し(一部画像処理)

 東京外郭環状道路(外環道)工事を巡り、東京都調布市に情報公開請求をした男性の個人情報入り請求書の写しを市職員が漏えいした問題で、市職員が国土交通省東京外環国道事務所など3者に対し請求書を送信したメールで「前回同様、取扱厳重注意でお願いします」などと記していたことが本紙の取材で分かった。
 本紙は、市職員が東京外環国道事務所、東日本高速道路、中日本高速道路の各担当課長宛てに、市内男性(74)の情報公開請求書を添付したメールを入手。発信人は市都市整備部街づくり事業課員となっている。「市民から外環に関する情報開示請求がありましたので情報提供いたします」などと記し、「請求書を添付いたします。前回同様、取扱厳重注意でお願いいたします」と念を押している。請求書には男性の氏名など個人情報が記されていた。
 先月下旬、匿名の通報者から「我々と調布市のやりとりが度を超えていると感じましたのでお知らせします。あなたの個人情報が駄々漏れとなっています」との手紙やメールのコピーなどが男性宅に届いた。同様の郵便物が長友貴樹市長宛てにも届いているという。
 市の調査に街づくり事業課の職員2人が「個人情報保護の意識が乏しかった」と今年6月から先月まで計9回の漏えいを認めた。同課の加藤舞課長は「『取扱厳重注意』は日常的に課員は使っている」と釈明。長友市長は「個人情報保護に反するミス」と謝罪している。(花井勝規)

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