<新型コロナ>濃厚接触者の定義変更 発症日から→2日前から 距離2メートル→1メートルで15分以上

2020年4月22日 02時00分
 厚生労働省は二十一日、新型コロナウイルス感染症の患者と濃厚接触したと判断される人の範囲を「症状が出る二日前からの接触」とすると都道府県に通知した。これまでは発症して以降の接触に限られていたが、国立感染症研究所が二十日付で定義を変更した。
 定義の変更によって、感染した人が発症する二日前から一メートル程度の距離でマスクをせずに十五分以上会話するなどの接触があれば濃厚接触となる。
 同居していた人や、十分な感染防止策を取らないまま患者の看護や介護をしていた人が対象となるのは従来どおりだ。
 新型コロナの患者が新たに見つかると、保健所は濃厚接触していた人がいるかどうかを調べる。濃厚接触者と分かれば、感染拡大を防ぐために十四日間の健康観察と自宅待機を要請する。発熱やせきなどの症状が出ればPCR検査を実施するが、地域によっては症状が無くても検査をする場合がある。
 これまでの定義では、感染した人が周りにうつす恐れがあるのは発症して以降としていたが、世界保健機関(WHO)は発症の二日前から感染させる可能性があると指摘。今回の変更は、WHOの見解に合わせた形だ。注意が必要な距離はこれまで二メートル程度だったが、今回の変更で一メートル程度に縮まり、会話などを通じて接触した時間の目安も示された。

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