少数民族ルーツの金メダリストがヘイトクライム被害 米国で「元の国に帰れ」

2021年11月13日 10時57分
スニーサ・リーさん

スニーサ・リーさん

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】今年開催された東京五輪の体操女子個人総合で金メダルを獲得したアジア系米国人のスニーサ・リーさん(18)が、人種を標的としたヘイトクライム(憎悪犯罪)に遭っていたことが分かった。
 リーさんは東南アジアの少数民族モン族にルーツを持つ。米メディアによると、西部ロサンゼルスで先月、アジア系の友人らとタクシーを待っていた際、通りがかった車の中から「元の国に帰れ」などと暴言を浴びせられ、腕に催涙スプレーをかけられたという。
 リーさんは米メディアに「車はすぐに走り去ったので何もできなかった。(選手としての)評判もあり、トラブルに巻き込まれたくないという思いもあった」と悔しさを語った。
 米国ではトランプ前大統領が新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼んだことなどから、アジア系住民に対する犯罪や嫌がらせが増加。東京五輪米国代表では日系人の女子空手選手サクラ・コクマイさんも言葉による差別を受けたと明かしている。

おすすめ情報

東京五輪・パラリンピックの新着

記事一覧