<点検 桜を見る会>招待・運営 マルチ会社との関係否定

2020年4月19日 02時00分

48ホールディングス社長(後列左)と安倍首相夫妻(前列)の写真=2016年4月の「前夜祭」で撮影(一部画像処理)

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に関しては、悪質なマルチ商法だとして二〇一七年に消費者庁から業務停止命令を受けた暗号資産(仮想通貨)販売会社「48(よつば)ホールディングス」(札幌市)の役員が、会に出席した際の写真を組織的な会員勧誘に使っていたことも、本紙の取材で判明した。
 一六年の桜を見る会の前夜に東京都内で開かれた懇親会で、当時の同社社長らが首相夫妻と撮影した写真も出回っている。
 同社は一五年十二月、新しい仮想通貨だとする「クローバーコイン」の販売を開始。購入した会員が新規の会員を勧誘すると報酬が出るマルチ商法を展開し、会員数を伸ばした。
 首相は、本紙が報道した今年二月十二日の衆院予算委員会で「調べたが、存じ上げない」と、同社役員との面識を否定。妻の昭恵氏と役員の面識も「全く存じ上げないということだった」と強調した。
 本紙が掲載した懇親会の写真については「前夜祭(懇親会)かどうか定かでない」「政治家だから『撮ってくれ』と言われれば撮る」と事実の特定を避けた。同社役員を桜を見る会に招待したかについても「個人情報であり、回答を差し控えている」とした。
 桜を見る会では同社のほかにも、磁気治療器の預託商法を展開し巨額の負債で経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が一五年に招待されていたことが問題となった。 
  (中根政人)
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