ファイザーかモデルナか...3回目接種は希望するワクチンの選択が可能に 現場混乱の懸念も

2021年11月17日 20時20分
 堀内詔子ワクチン接種推進担当相は17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種について、自治体が行う医療機関での個別接種や集団接種で使用するワクチンを1種類に限る方針を見直し、米ファイザー製、モデルナ製といった複数の会社のワクチンを取り扱うことを認めると明らかにした。
 2回目までの接種ではファイザー製は市区町村の集団接種会場や個別の医療機関、モデルナ製は職場接種や自衛隊の大規模接種などで使われてきた。3回目からは、1、2回目と異なる製品を打つ「交差接種」を認めたことを踏まえ、接種を受ける人の希望に沿えるようにした。
 3回目接種のモデルナ製使用は来年2月にも可能になる。希望者は、接種予約の際に希望するワクチンを選ぶ仕組みとする見通し。
 3回目接種は2回目接種を終えた全ての希望者を対象に、原則8カ月以上の間隔を空けて打つ。堀内氏は17日、3回目用として、12月にファイザー製1200万人分、来年1月にモデルナ製1700万人分、同2月にファイザー製800万人分を都道府県に配分することも発表した。
 厚生労働省は混乱が生じないように、自治体や医療機関に対し、複数のワクチンを扱う上で混同がないように注意を呼び掛け、ワクチンごとに接種日時や場所を明確に分けることなどを求めている。
 モデルナ製の3回目接種は、2回目までの半分の量のワクチンを注射することや、モデルナ製とファイザー製で保存温度が違うなどの留意点もある。
 交差接種を認めたのを受け、比較的副反応が強く出るとされるモデルナ製を避けてファイザー製に予約が集中して不足し、希望するワクチンが円滑に打てない状況も想定される。(曽田晋太郎)

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