多古町長を逮捕、千葉10区で自民党候補を支援か 職員らのグループラインに投稿「町の将来に重要な人」

2021年11月19日 09時33分
所一重多古町長

所一重多古町長

 公職選挙法違反容疑で、県警に逮捕された多古町長の所一重(ところかずしげ)容疑者(56)は、観光振興の情報発信に取り組み、やり手との評価の一方、職員らに対して強引との批判もあった。(山口登史、堀場達、鈴木みのり、中谷秀樹)
 関係者によると、所容疑者は、衆院千葉10区で自民党公認候補として立候補して当選した林幹雄氏を支援していたとされる。林氏の事務所関係者は「応援してくれているとは知ってはいたが、投票依頼については全く知らない」と話す。
 町役場で十八日夕、記者会見した平野欽作副町長と高橋正総務課長によると、衆院選投開票日の十月三十一日朝、役場の課長ら約二十人が加わっているグループラインに所容疑者が投稿。林氏について「町の将来にとって重要な人。林候補は小選挙区で負けたら終わりです」との内容のメッセージを寄せたという。
 平野副町長も高橋課長も「投票行動には影響していない」と話し、ラインのやりとりを投票依頼ととらえていないとした。会見に先立ち、平野副町長は職員約百人を前に「冷静に対応してほしい」と呼び掛けた。
 ある町議は所容疑者について、「自分の意向に他人を従わせようとするタイプ。職員なら圧力と感じて断れないかもしれない」と話した。
 林氏は事務所を通じて「大変驚いています。事実関係については全く知りませんので、今後の捜査を見守りたいと思います」とコメント。林氏に約二千八百票差で敗れ、比例復活した立憲民主党の谷田川元氏は「選挙の公正を害する行為。容疑が事実だとしたら大変残念だ」と述べた。

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