今後の野党共闘どうする? 立憲民主党代表選、出馬4氏が共同会見

2021年11月19日 13時51分

立憲民主党代表選に立候補し、共同記者会見に臨む(左から)西村智奈美氏、泉健太氏、小川淳也氏、逢坂誠二氏

 立憲民主党の代表選は19日午後、立候補した逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の4氏による共同記者会見が開かれた。4氏はそれぞれ、自らが掲げた政策を訴えるとともに、焦点となる共産党などとの野党協力に関して持論を主張した。投開票は30日。(デジタル編集部)

◆参院選の「候補者調整」では一致 「1人区」では一本化を

 質疑応答では、来夏の参院選に向けて、先月の衆院選と同じく共産党などとの野党共闘路線を維持するかどうかについて、4氏は、参院選で全国で32ある1人区では野党候補の一本化を進める考えをそろって示した。
 
 小川氏は「1人区では必ず自公(の与党両党)は一本化してくる。できるだけ野党が一本化していく努力が必要だ」と指摘した上で「地域によってはそれすら望まない地域もある。地域事情を十分踏まえなければならない」と話した。
 泉氏も「1人区は一本化を目指すことは明確にしたい」とした上で、複数区では「一緒に戦うのは難しい」と話した。国会での野党間連携は「おかしなものを正す、そして国民中心の経済をつくるためには当然必要だ」と強調した。
 西村氏は、衆院選小選挙区での候補者調整は「成果は大きかった」と評価した上で、1人区での野党候補一本化について「自公政権の議席を1つでも減らしていくというためには必要不可欠なことだ」と話した。
 逢坂氏は、「1人区で野党がたくさん出ていたら、間違いなく野党に不利だ」として候補者調整の必要性を指摘。「地域によって事情が様々違う。地域事情に配慮しながら、できる限り1対1の構図を作る」と述べた。

◆逢坂氏「教育」小川氏「国民主権」泉氏「党改革」西村氏「草の根の声」

 4氏は質疑に先立ち、6分間ずつ演説。逢坂氏は「最も力を入れなければいけないものは教育、人への投資です」と主張し、教育格差を是正し、将来の経済力低下を防ぐ考えを述べた。党勢回復では地域課題の解決実績を示していく必要性を訴えた。
 小川氏は自民党政権下の10年間を「国家主義的で権威的な政策が押し通された」と批判。「庶民から根を生やすように生まれてきた政治を作り直したい」と訴え、「国民主権」や「リベラルの気風」を軸に支持を広げる意欲を示した。
 泉氏は「政治には選択肢が必要」と切り出し、共闘した野党に感謝した上で、立民の議席減を「反省し、再生しなくてはいけない」と強調。「批判ばかりの政党」のイメージ解消する党改革を訴えた。ジェンダー平等の実践も掲げ「執行部で男女比率を限りなく同率を目指す」とした。
 西村氏は「新潟の米農家で生まれ育った。地方の声、女性の声、草の根の声を生かせると確信している」と主張。衆院選を「敗北」と総括しつつ「訴えた社会像が否定されたとは思わない」とも述べた。多様性を重視する考えを示し「理不尽を許さないための政治を実行したい」と訴えた。
 代表選は「党員参加型」で実施され、党所属の衆参両院の国会議員140人と来夏の参院選の公認候補予定者6人、党籍のある地方議員約1270人、年間2000〜4000円の党費を払っている党員・協力党員の約10万人が投票する。1回目の投票で過半数のポイントを獲得できなければ、国会議員らによる上位2人の決選投票となる。

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