小中学の出欠連絡システム化 都内初 墨田区、年内に全校導入へ

2021年11月20日 07時03分

学校連絡・情報共有サービスの画面で欠席状況を確認する手山副校長=墨田区の第三吾嬬小で

 墨田区は、小中学校の出欠席を保護者のスマートフォンやPCから連絡できるシステムを導入した。区教育委員会によると、都内の自治体で導入したのは初めて。情報通信技術(ICT)を活用して学校と家庭の連絡をスムーズにし、保護者の負担軽減や教職員の働き方改革につなげたい考えだ。
 このシステムは、学校連絡・情報共有サービス「COCOO(コクー)」といい、年内に区内の全小中学校に導入する方針。
 コロナ禍の中、区立第三吾嬬(あづま)小学校(八広二)では今年初めから独自にネットでの連絡方法を試行し、先月から「コクー」を開始。約99%の家庭が登録した。
 専用サイトにログインした保護者が欠席や遅刻を入力すると、各教室にいる担任のタブレットや職員室のPCに即時に表示され「視覚的に欠席が分かるようになり、電話連絡も少なくなった」と、同校の手山晃洋副校長は語る。
 これまでの欠席連絡は、保護者が連絡帳に記入し朝の登校時に近所や友人の児童に託すのが基本だったが「わが子の体調が悪いときに、他の方にお願いしにくいなどという保護者の声もあった」と手山副校長。
 二十四時間入力可能で、外国語にも対応し、ネット環境のない家庭は電話で入力できる。カレンダーには学校行事が共有され、不審者情報や持ち物連絡など学校からの連絡も保護者の画面に届き、既読も分かる。
 区教委では「連絡システムは親からの要望が多かった。教職員の業務を効率化することで、教育の質を上げ、子どもや保護者に向き合う時間を増やせる」と話した。(長竹祐子)

関連キーワード


おすすめ情報

東京の新着

記事一覧