アートで感じて横浜の多様性 ギャラリーや広場など80会場で「ミナトノアート」初開催 きょうから28日まで

2021年11月20日 07時11分

「何か発見があるはず」と来場を呼び掛ける田口さん(右から2人目)ら=横浜市中区で

 横浜市中区を中心にアートに親しめる場所を巡り、「港町ヨコハマ」の魅力に触れるイベント「ミナトノアート2021」が二十日から始まる。ギャラリーや飲食店、駅、広場など約八十の会場で作品の展示や販売などを行う。主催者の代表幹事を務める田口竜太郎さん(44)は「横浜の街を知っていても知らなくても、アートに触れながら会場を回ることで横浜の良さを発見できると思う」と語る。二十八日まで。(吉岡潤)
 市芸術文化振興財団が市とともに「アートで街を活性化させたい」と二〇〇四年から続けているプロジェクトの一環で、今回が初めての開催。財団の杉崎栄介さん(46)が、中区元町ですしスタンドを備えたギャラリーを経営する田口さん、画家の大野愛さん(33)、市内でギャラリーや飲食店を経営する内藤正雄さん(46)に呼び掛けて案を練り、おのおのの人脈を生かして各店の参加協力を得た。
 会場は(1)山手から元町、中華街に広がるエリア(2)山下公園、象の鼻パークから関内、長者町、馬車道、吉田町、野毛(3)横浜駅周辺−の三つの地域。「買う、観(み)る、作る、食べる、飲む」などの体験をしながら街を回遊してもらう狙いだ。
 コンセプトは多様性。田口さんは「横浜は古いものを大事にする人と新しいものを発信する人が共存し、外来と日本特有の文化が融合している」と話す。洋館が並ぶ山手や中華街など「いろいろな顔をしたブロックが隣同士にある」と内藤さん。大野さんは「例えばカフェに置かれた家具。アートは美術館やギャラリーだけのものじゃない」と語り、建物や内装など展示空間にも光を当てる。
 二十、二十一日には横浜駅西口のJR横浜タワー二階アトリウムに、十一のギャラリーがおすすめの作家の絵画や彫刻、人形、写真などを持ち寄り、一つのアート空間を作り上げる。元町ショッピングストリートでは両日、小型トレーラーにペインティングするイベント、二十一日に子ども向けワークショップがある。
 会場やプログラムの詳細は「ミナトノアート2021」の公式サイト参照。

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